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上野の様な雑多なまち

この辺を仕切る兄貴肌を吹かせたヤクザを横目に、彼女と別れた俺は、身の回りの物を詰め込んだボストンバックを片手に、この二階の部屋に潜り込んだ

しばらくしてキムという居候もできた
事情は俺と似たようなものらしい

が…
ある日 柄の悪い連中が乗り込んできた「あんたら、でていってくれ」

どうやらこの部屋の家主が下手をうったらしい

キムはぶつくさ言っている
俺は荷物を詰め込みはじめた

ふとキムが気になり、連中の1人に尋ねた

「あぁ今出てった」
連中の1人が答えた
おいおい
階下を見ながらおれは思った
俺に声もかけずさっさと出て行って、薄情なやつだな

とにかく荷物を詰め込んで追いかけようか

で目が覚めた

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